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社員が続かないeラーニング、改善の鍵は「集中力」と「実践力」にあり

更新日:8月17日


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せっかく導入したeラーニング、社員が最後までやり切れていない。

そんな課題を感じていませんか?


近年、eラーニングは「動画学習」「マイクロラーニング」などの言葉に置き換わりながらも、企業研修の主要な手法として定着しています。とはいえ、「見ただけ」で終わる学びになってしまっているケースも多く、教育担当者としては頭を悩ませるポイントです。

本記事では、eラーニングでの集中力を高め、スキルアップにつなげるための実践的な方法をご紹介します。



1. 集中力を維持する3つのポイント


在宅でも、業務の合間でも、効果的な学びを継続するために


(1)学習の「時間」と「場所」を固定する


社員が自発的に学ぶには、ルーティン化が効果的です。


  • 毎朝の業務前15分を「インプットタイム」に

  • 昼休み後の15分は「復習タイム」に


スキマ時間に少しずつではなく、「この時間は学習に集中する」と決めることで、学びに向き合う姿勢が変わります。



(2)通知を遮断する「デジタルデトックス」


集中を阻害する最大の敵は、スマートフォンと通知。

  • 学習中はスマホを別室に置く

  • PCのチャット通知は一時停止


物理的・心理的に「邪魔の入らない空間」をつくることで、短時間でも質の高い学習が実現します。



(3)「見た目の進捗」がモチベーションに


eラーニングの学習画面に進捗バー達成バッジがある場合、積極的に活用を促しましょう。達成感が継続のモチベーションにつながります。



2. スキルアップを実感するための工夫


「見るだけ」から「使える知識」へ


(1)業務と連動した「アウトプット設計」


動画を見るだけでは、定着しません。

  • 視聴後に「業務でどこに活かせるか」を自己記入

  • 小さな実践タスクを設けて、社内チャットで共有


実務と結びつけることで、「知っている」から「できる」へと変わります。


(2)「忘れさせない」復習サイクルを仕組み化


人は1回学んだだけでは忘れてしまいます。


  • 1週間後に3分クイズで内容を再確認

  • 1ヶ月後にケーススタディで応用演習


このような復習のリマインド設計は、学びの定着率を大きく高めます。


(3)第三者からのフィードバックを取り入れる

スキルは、他者の視点で見直すことではじめて磨かれます。

  • 上司やOJT担当からの簡易コメント

  • チーム内での成果共有とフィードバック会


「気づき→実践→評価」の循環を仕組みとして回せば、研修効果が見える化され、教育のPDCAも回しやすくなります。



まとめ:集中と実践が、eラーニングを"成果"に変える


eラーニングはただ導入するだけでは効果が見込めません。「どう学ぶか」「どう使うか」を設計しなければ、研修効果は見えにくいものです。


人事・教育担当としては、受講者が「集中して学べる仕組み」と「実践につながる学び」を提供することが求められます。本記事の内容を取り入れて、自律的に学び、行動できる人材育成を進めていきましょう。

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